自分「俺、本当は血がつながってなかった…」 おじさん「バッカじゃなかろか」

2019年12月10日 衝撃的な話・修羅場な話 1
衝撃的体験
693: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/23(火) 09:44:22.98 ID:LKoFnvoh
今まで生きて来た中で、俺的に衝撃的だったこと投下させてもらいます。
ややこしくて長いんだけど、すいません。

うちは、父が幼稚園の頃に病気で他界。
父は他の兄弟も亡くなってて、結果的に1人っ子。
父の両親(俺からは祖父母)もすでに亡く、祖父母が父に残した田舎の広い家をもて余した母は、働きにでなければいけないこともあって、家と田圃を処分し、俺を連れて、同じ地域だけど交通の便がいいとこに引っ越した。

田舎だから、他所の家の離れみたいなちっこい家で母と二人で住んでた。
最初はすごく寂しい暮らしだったけど、近所に何かと気にかけてくれる家があって、野菜とか米をただ同然で分けてくれたり、鍵っ子の俺を不憫がって可愛がってくれて、次第に自分の家みたいに自然に出入りできる位になって行った。

母もすぐに打ち解けて、困ったことがあれば相談してたし、そこの家の親戚が来てる時も、俺のことを「遠縁に当たる何とかの何とか~」って話をその家のおじさんおばさんでしてたから、子供心に「やっぱり親戚なんだ。だからこんなに良くしてくれるんだなぁー」と納得し、こんな良い人達が親戚であることが嬉しくて益々なついてた。

そこの家のお兄ちゃんお姉ちゃんも、歳が離れた俺をめっちゃ可愛がってくれて、兄弟同然の扱いで、御飯もしょっちゅうご馳走になってて、おじちゃんの「喰え喰え、喰わねば大きいなれんぞ!」の掛け声のもと、常時三杯は遠慮なくかっくらってました。
697: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/23(火) 10:16:03.49 ID:LKoFnvoh
そんな暮らしをごく当たり前に過ごすうちに、俺も高校生になり、部活だ、友達だと外で過ごす時間が増えていき、遊びにいくのも2~3ヶ月にいっぺん位になっていた。

でも、母は相変わらず親しくしてたし、俺的にはいつでも行ける親戚の家である訳で、行かないことも気に止めてなかったし、むこうもそうだったと思う。

そんなある日「就職して都会に出てた兄ちゃんと姉ちゃんが帰って来てる、庭でバーベキューするからあんたもきんさい」とおばさんから電話があり、その頃仲が良かった友人と行って、たらふく肉をご馳になって帰って来た。

家に帰ってから「盆や正月でもないのになんで兄ちゃんや姉ちゃん帰って来てたんだ?」と不思議に思い、母に聞いたところ

母「ああ、サトウさんちの本家の法要らしいよ、五十会期の人がおるからお位牌まとめるんよ」
俺「ふーん、うちは行かんでええの?」
母「いくら親しくしてもらってても、他人の本家の法要には行けんわね、お供えとご香料は送ったけどね」
俺「へ?他人?…まじ?( ; ゜Д゜)ええぇぇー?」
母も「( ; ゜Д゜)え?……あんた、私ら他人じゃよ。名字おんなじだけど…」

小学生の時にいじめにあって不登校の時も家に入り浸り、昼寝をし、おじさんの鶴の一声で転校し、安心し今に至ってるのに、他人てどゆこと?…

俺は恥ずかしさのあまりにパニックになり、なぜか母を責めた。
その後数ヵ月、家の中は暗かった。
おじさんの家も前を通るのさえ恥ずかしく、遠回りして避けていた。
702: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/23(火) 10:49:01.23 ID:LKoFnvoh
その間も、全然顔を見せない俺や母を心配し、おばさんから「顔見せんね?米ももうなかろう?」と電話が入ってたりしてた。電話は母が出て、お礼言ったり、忙しいけんすんません…と言ったりして、サトウ家には顔を出さず過ごしていた。

ある日、ちっとも顔を見せないのを心配したおじさんおばさんが家に凸してきた。
「米持ってきたどー、どないしたんや?」と言われ、家に上がって貰い事情を話す母。
俺も母も涙目。

母「息子に言われて気が付いた。今まで好意に甘えっぱなしで…赤の他人にほんまにようしてもろうて、図々し過ぎました……本当にすみません」

母と俺、号泣。

おじさん「はぁ?何? あんたんとことうちは、遠縁じゃゆういても親戚じゃろが!」
俺&母「ええぇー?( ; ゜Д゜)」
おじさん「バッカじゃなかろか!だいたいなぁ、ここら一帯のサトウ姓はみんなどっかで血が繋がっとるんだわ!」

これは、俺と母のために言ってくれてるんだと、俺と母は思った。
おじさん、ありがとう……(´Д`)

そしたら、それを察知したおばさんが「いやぁ、ほんまに親戚なんよ。なぁ?」とおじさんを見ながら
「うちの何代か前のご先祖さん(明治らしい)の次男だか三男さんが、新開拓地に分家して、そこから又分家でナンタラかんたら」
「でそっから又養子がナンタラかんたらで、分家の分家とはいえ云々ー」

「お寺さんの話じゃから間違いないし、山添町(仮名)の川沿のサトウさんは、まぁ、そういう訳で親戚じゃわね」
俺(やっぱ親戚だったんだ!)

嬉しかった……。
705: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/23(火) 11:14:32.12 ID:LKoFnvoh
そうしたら、母が口ごもりながら「あの……うちの亡くなった主人の実家は山添町の……川沿いサトウさんでなくて川向こうのサトウです……」
おじさんとおばさん「( ; ゜Д゜)ええぇぇぇー?」

家の中、し…ーーん。

おじさんがおもむろにキレキレモードに突入し「まぁ、そんなややこしいとはどうでもええけん!今まで顔見せとったもんが来ずば心配するやろ!今まで通りでええんじゃが!他人でも親戚でもどっちでもええ!」と怒声をあげた。

おばさんもオロオロしながら「他人じゃろうと親戚じゃろうと、俺君や母さんのことみんな大事に思ってるんよ。」と言ってくれて、俺と母号泣。
おじさんもおばさんも釣られて号泣。

ひとしきり泣いて、鼻水ずびずびになって恥ずかしくなった俺は、近くにあったティッシュで鼻をかみ、それを合図に皆泣き止んだ。
なんかすごいスッキリして、それからは以前の付き合いに自然に戻れました。

俺は、大学生になりました。他県に出て1人で暮らしています。
おじさんおばさんは米や野菜を、1人でどうせいゆうねん量を送ってくれます。
余った分は仲間に分けてます。母も元気です。

父は死んでしまっていないけど、いろんな誤解があったみたいでも俺と母に親切にしてくれる人に巡りあわせてくれたんだと思ってます。父と母は勿論だけども、おじさんおばさんに恥ずかしくない人間になるのが恩返しだと思います。

これが今まで生きて来た中での衝撃的な話でした。
長くてすいませんでした。読んでくれた人ありがとうございました。
708: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/23(火) 11:49:10.12 ID:lNWM0IuX
おっちゃんたちが温かい人達で良かったな。
709: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/23(火) 11:52:57.55 ID:4Pp9nr2q
いい人達だね。巡り合えた事が羨ましい。

おすすめ記事

1 : みなもる名無しさん : ID Njk5MzAwOD

親戚だろうが他所の家に普通ここまで良くはしてくれないよね
純粋にこのおっさん家族が善人ぞろいだったんだなぁ

コメントの反映に時間が掛かる場合がございます。反映されない場合は連投せず、しばらくお待ちください。

衝撃的な話・修羅場な話 カテゴリーの最新記事